町

2013/12/29

「鎌倉の最高峰をめざす」

12月のよく晴れた日。私たちは鎌倉の最高峰を目指すことにしました。
そう、それは、鎌倉アルプスと呼ばれる連山の中にある「大平山」。
高さはなんと、1592メートル!?

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いや、間違い。標高はわずか159.2メートル。
さらに、このベニヤ板の看板が唯一その場所を証明してくれるという・・。
笑っちゃうくらいガッカリですが、その道々には鎌倉の宝物がゴロゴロしておりました。


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今回チャレンジしたのは、「天園ハイキングコース」という名で知られるルート。スタートは鎌倉宮の脇からです。

ほどなく、うわさに聞く「永福寺跡」に出ます。
永福と書いて「ようふく」と読ませるトリッキーな寺院は、源頼朝が建立したそうです。国指定史跡に認定され、現在、史跡公園として整備がすすめられています。


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現地の看板には、往事の永福寺の想像図が。
なるほど、この寺院のカタチが残っていれば世界遺産になったのでしょうか・・。
この周辺、ちょっと前までは一面荒れた野原だったのですが、その方が世の栄枯盛衰を語るロマンに満ちていたと思う人は少なくないはず。
(例えばこの場所に、観光バスが横付けされるシーンを想像すると背筋が寒くなりますよね)


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永福寺をあとに、瑞泉寺の山門横を過ぎると、人家が途絶え、ハイキングコースに突入します。
いきなり、この山道に「萌え♡」です。
いまにも武将たちを乗せた馬のひづめの音が聞こえてきそうじゃないですか?

ところどころツルにつかまって登ったり降りたりする箇所はありますが、おおむね会話を楽しみながら歩ける程度の山道です。


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しばらく行くと、このようなガイドが。
右に行くと浄妙寺、明王院方面にもつながっているんですね。
左に進むと建長寺の半僧坊に行き当たります。
天園ハイキングコースと言えば、「建長寺方面〜覚園寺脇や瑞泉寺」というルートがポピュラーですが、私たちは紅葉の名所・獅子舞をめざす最短ルートをとることに。


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天園を歩くのであれば、ここは外せません。
今回のハイキングのもうひとつの目的地、山頂近くにある「峠の茶屋」です。
紅葉シーズンの、好天のお昼どきとあって、なかなかの混み具合でした。
何か一品注文すれば、お持ち込みも可ということで、慣れたみなさんは思い思いにお弁当などをひろげていらっしゃいました。


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私たちは定番のおでん&焼きおにぎり(レトルト&冷凍 :)。
そして、ビールは必需品。
気持ちよく歩いたあと、鎌倉の山々を見下ろしながらのプシュッ!は、至極悦楽なり。


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峠の茶屋から少し歩いたあたりが、いよいよ「鎌倉市最高地点」海抜159.2mになります。
その付近からの眺望はさすがにすばらしく、山並みの向こうに光る海が望めます。
空と雲と太陽と、山々と緑と海。
いつまででも、何時間でもとどまって眺めていたくなる景色。
たかが標高160メートルでも、堂々と「アルプス」を名乗ってしまう由縁のひとつかも?


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逗子方面に目をやると、こちらも山並みがきれいです。
この澄み切った感じは、空気がキレイな冬だからこそかもしれません。
反対側には横浜のみなとみらいの風景もよく見えます。あちら、ランドマークタワーの展望台からは見下ろされちゃってるのでしょうけど・・(残念)。


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大平山山頂から、今回のもうひとつの目的地「獅子舞谷」を目指しました。
ここは、紅葉のメッカとして知られる所。ベストシーズンは12月の中旬頃でしょうか。
訪れた頃は、イチョウの葉は落ち、紅葉は70%ぐらいという感じでしたが、ここでも時間を忘れて自然に包まれる至福を味わうことができました。


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緑、黄色、赤、紅と、幾重にも重なるもみじ。
風がふけばかすかに枝が揺れ、キラキラと光がかわり、また違った景色を見せてくれます。
獅子舞の紅葉を楽しむには、この、午後の斜めに差し込む日差しが最高なんだそうですよ。私たち、超ラッキーな初心者。


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立ち去りがたい思いを振り切って、もと来た永福寺跡に向かう道は、湿った沢のような切り通しでした。
ここ数日は雨が降っていなかったのですが、それでもツルツルと歩きにくい箇所もあり。
往路の渇いた山道とは異なり、こちらもまた、鎌倉時代の道行きを連想してしまうような風情ある道です。


わずか2時間ほど(飲食時間除外)のハイキングでも、こんなに様々な風景が楽しめてしまうなんて! しかも無料(飲食代除外)で!
ショッピングセンターやゲームセンターで過ごす2時間では決して得られない価値がゴロゴロ転がっている、さすがは鎌倉アルプス。
あ、「アルプス」という響きに躊躇していらっしゃる方、ご心配は無用ですよ。
建長寺、明月院、覚園寺、瑞泉寺などのお参りをセットにすれば、なお良し。
履き慣れた靴をはいて、おやつをカバンに入れて、おでかけになってください。

(kayo)

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