町

2018/05/08

「鎌倉彫資料館(ミュージアム)へ行ってみよう!」

若宮大路の八幡さまに向かって右側にある
『鎌倉彫会館』は、鎌倉彫のことを
見て知って、使って、作る体験までできるところ。

1エントランス.jpg

2016年にリニューアルされて、
3階の「鎌倉彫資料館」は
美しいミュージアムになりました。

貴重な作品の数々を、時代の流れに沿って見ることができます。


鎌倉彫とは.jpg


暗い館内に一歩足を踏み入れると、空気が変わります。
(館内での撮影は不可ですが、今回特別に許可をいただきました)


全体像.jpg


「鎌倉彫」といえばお盆、茶托、手鏡...
さまざまな暮らしの道具や器がありますが、
そのルーツは、
禅宗寺院の仏具や須弥壇。
鎌倉時代に禅宗とともに中国からもたらされた技術が
日本独自の文化に昇華されていきました。

仏像.jpg


鎌倉彫に共通することは、
木の素材に深く刻まれた彫り、そして漆塗り。
でもその形や用途は時代によって大きく変わってきたことが
展示からわかります。


行李.jpg


背負って運べる家具「笈(おい)」は
かなりの大物。関東以北に伝来したそうで、
これは中尊寺に伝わったものの復刻版。
仏具から始まった鎌倉彫なので、
家具はもともと得意分野なのかもしれません。


虎.jpg


とても可愛かったのは、
幕末の安政4年(1857年)頃につくられた虎型の枕。
鎌倉彫らしい立体的な彫りの技術が見られますが
枕はとても珍しいそうです。
中は空洞で、鈴が入っていて振ると鳴る仕組み。


香合.jpg


携帯用のお香を収める香合は、
今も作られているようなモダンなデザイン。
ぐるぐる渦巻くような屈輪(ぐり)は
鎌倉彫の代表的な文様で、
鎌倉彫会館のマークにもなっています。


蝶の青.jpg


鎌倉彫といえば朱や黒というイメージですが
昭和59年 三橋昌山さんによる作品は
淡いブルーが美しい飾り皿。
蝶の部分には錫が使われています。


陳列ケース.jpg


明治時代になって、
寺院と神社が神仏分離令によって切り離され
神社から仏教的な要素が排除されたり、廃仏毀釈が起きたとき、
多くの仏師は、仏像や仏具つくりの職を失ったけれど、
その技術は生活の道具や器づくりに活かされていきました。

そして、
昭和の戦後、社会全体が豊かになるとともに
鎌倉彫の道具や器は暮らしの中に広がって
今に続いている...鎌倉彫から辿る日本の歴史
感慨深いです。


鎌倉彫会館の建物の中には、

あんみつ.jpg


1階は、鎌倉彫の器とお盆でランチやお茶ができる
カフェや、鎌倉彫の屈輪文様の和三盆やミュージアムグッズなど
ここでしか買えないオリジナル商品のショップがあります。


ぐり和三盆.jpg


2階は、鎌倉彫の作品づくりを体験できる教室です。
http://kamakuraborikaikan.jp/museum/educational/2hourtrial/
講師の先生にご指導いただきながら、
季節の花などの図案をコースターや丸盆に彫って
漆で仕上げていただくことができます。

どうぞ皆さんも、鎌倉彫会館で
素敵な時間を過ごしてください。


鎌倉彫資料館
http://kamakuraborikaikan.jp/museum/history/

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