2014年4月の記事一覧

2014/04/27

「鎌倉彫 志知勢次さん」

shichisan.jpg

4月25日にOPENしたお店『ポケット・マルシェ』
デビューを果たした「ボンズくんの、ごちそうさまシリーズ」。
その鎌倉彫のお箸を作ってくださっているのが、
志知勢次さんです。

こちらの↓写真は『藤実(ふじみのり)』という藤沢の農家が開発した
素晴らしいブドウをテーマにした作品とともに。
1148777_616201601791233_1064400457_n.jpg

鎌倉彫の源は、
鎌倉時代に中国大陸から伝わり、日本で育った
仏教の『禅宗』で使われる調度品や仏像彫刻にあります。
木の生地に彫りを入れ、漆で仕上げる〜その制作工程は
十数回もの段階に分かれていて、志知さんは、
そのすべての工程を自らの手で行います。まさに職人技!
10153200_664452793632925_1686402135_n.jpg

今回のお箸には、「乾口(ひくち)塗り」という鎌倉彫らしい
少しマットな漆塗り手法が使われています。彫りは2種類。
伝統的な「線文様」と、サーフィン好きのボンズくんのために
「波文様」を、志知さんが創案してくださいました。

1609616_664453103632894_1884496739_n.jpg
ちいさな点は、波しぶきの景色ですね。
伝統的な鎌倉彫に、ボンズくんのイメージを繋いでくださって
感激です!

志知さんは長谷の「白日堂」という老舗の工房で修行され
今は"勢屋" の屋号を持つ工房で制作をされています。
作品は、若宮大路のお店「慶」さんでも扱っていらっしゃいます。
↓こちらは華やかなお椀。お正月や、お祝いのお膳にすてきですね。

10153787_616201571791236_1561671982_n.jpg

使い方から、修理のことまで、親切に相談に乗ってくださる志知さん。
伝統的な鎌倉彫の職人さんというと
無口でちょっと気難しい親方をイメージしてしまいますが、
志知さんは優しい方で、ホッ!
これからも鎌倉彫のことを、いろいろ教わりたいと思います。
どうぞ宜しくお願いいたします。

*「慶」さんは、若宮大路を挟んで向い側には、鎌倉彫をどなたでも体験できる
「鎌倉彫会館」が運営しています。会館の1階は資料館になっていますよ。
http://kamakuraborikaikan.jp/


2014/04/26

「卯月の精進料理」

140409a.jpg

4月は年度初め。入学式、入社式と新しいことの始まりで、気分も一新ですね。
また、お花見のシーズンでもありますね。毎年日本の津々浦々で行われているお花見は、最も日本らしい行事の一つでもありますね。ぱっと咲いてぱっと散る一期一会の感じが、日本人のメンタリティにしっくりとくるのかなとも思います。
今月は昔からお花見に欠かせなかった田楽や旬の筍飯などを作りました。

1.筍飯 2.若布のすりながし 3.田楽 4.アスパラ入り嶺岡豆腐 5.若布と独活の夏蜜柑和え


1.筍飯
筍はまさに今が旬。糠と唐辛子を入れて茹で、そのまま冷めるまでおいてから、水にさらして、更に水に漬けたまま冷蔵庫で保存しましょう。使用するときはしもふる(=湯通しする)のを忘れずに。水っぽさがなくなって、出汁が染みやすくなります。召し上がるときは、叩き木の芽を乗せましょう。出会いもの(同じ時期に旬なのでマッチすること)です。

材料:
米2・1/2C、茹で筍(下部)150~200g、油揚げ1枚、出汁550cc、淡口大1・1/2、酒大2、塩小1/4、叩き木の芽適宜

1)米は研いでザルにあげておく。
2)茹で筍は食べやすい大きさに切ってしもふって(湯にさっと通して)おく。
3)油揚げは長さ3cm程度に細切りしておく。
140409takenoko.jpg
4)釜に1~3を入れ、調味し、15分程度おいてから火にかける。10分程度蒸してから天地返ししておく。


2.若布のすりながし
若布も今が旬です。取れたての新若布をさっと湯とおししたら、ミキサーにかけるだけの簡単な汁ですが、なんともいえない磯の香りが楽しめる一品です。塩加減は若布に残っている塩分もあるので、必ず味を見てから加えてくださいね。白木耳(きくらげ)のコリコリと、生麩のもちっとした食感も楽しめます。急いでいるときは、若布は洗うだけで下茹でをスキップし、ミキサーにかけてください。

材料:出汁3C、若布30g、白きくらげ適宜、淡口小1、塩小1/4、生姜汁小1、片栗粉小2(同量の水でといておく)、桜麩各2枚

1)若布は戻してからさっとしもふり、水にとってすぐに細かく刻む。
2)白木耳は水で戻し、石づちをとってからゆがいて、食べやすい大きさにちぎっておく。
140409kikurage.jpg
3)出汁を温め、調味し、お玉1杯分だけ別に取って桜麩のスライスを温める。
4)残った汁に水溶き片栗粉を加えてとろみをつけてから若布を入れて、小煮たちさせ、白木耳、生姜汁をくわえ、器にもりつけ、桜麩を飾る。


3.田楽
田楽は思えば不思議な名前の料理です。田植え時の田楽踊りの景色が、串に白い豆腐を刺して味噌をぬって焼く形に似ていることに由来しているとか。箸や皿を使わずに便利で手軽なことから広がっていきましたが、焼いている間も待てなかったせっかちな江戸市民は、あらかじめ煮てあり、すぐに食べられるほうを好んで、現在のおでんになったとか。
江戸時代の花見風景など想像しながら作ってみるのも楽しいですね。茶事でも4月の定番焼き物です。練り味噌はたくさん作って、ぬたなどほかの料理にも色々とお使いください。

材料:木綿豆腐1丁、けしのみ、木の芽
赤味噌:50g、砂糖30g、酒大1
白味噌:50g、砂糖小1、酒大1

1)豆腐は厚さ1/2(1.5cm)、長さ6cm、幅3cmに切ってから、ペーパーなどで水切りしておく。
2)味噌をつくる。
140409dengaku1.jpg
3)先に豆腐をやいてから、味噌をぬり、さっとあぶる。(家庭なら、トースターやオーブンで焼け目をつける)
140409tofu0.jpg


4.アスパラ入り嶺岡豆腐
精進料理で牛乳使ってもいいの?と疑問に思われた方もいるかと思いますが、釈迦がスジャータの乳粥で元気を取り戻したことから、精進料理では乳製品を使用した料理が見受けられます。嶺岡豆腐もそんな一品。江戸時代、幕府の牧場があった千葉の嶺岡にちなみ、ミルクを入れてた豆腐を嶺岡豆腐と呼びます。今回はアスパラを混ぜて、涼やかな感じに作ってみました。

材料:アスパラ2本くらい、葛粉30g(≒50cc)、牛乳250cc、昆布出汁50cc、みりん小1、塩少々
旨出汁:出汁50cc、淡口小2、みりん小1

1)アスパラは皮を下半分だけピーラーでむいて、塩茹でする。
2)穂先3cmは飾り用に縦1/2にしておき、ほかはプロセッサでよくひく。
3)葛粉は昆布出汁に1時間以上つけておき、牛乳とともに中火にかけ練っていく。
140409tofu1.jpg
4)ある程度粘度が出てきたところでアスパラを加え、さらにねりこみ、最後にみりんと塩を加えて混ぜたら火を止め、ラップに包んで冷水につけ、冷やしておく。
140409tofu2.jpg
5)皿に置き、天にアスパラを飾り、旨だしをはる。


5.若布と独活の夏蜜柑和え
若布、夏蜜柑、独活と三味が見事にマッチした料理です。サッパリとして箸休めとしても最適です。調味料は3つの食材の個性を引き出すためと心して、最低限にするのがポイント。夏蜜柑の甘みが少ない場合は砂糖少々で補ってください。

材料:独活1本、若布(戻して)80g、夏蜜柑@1房
合わせ酢:出汁・米酢各1/4C、淡口・味醂各小1、塩少々

1)独活は皮をむき、短冊に切り、酢水につけておく。
2)若布は洗ってさっと湯通し、すぐに冷水にとって、絞り、3cmに切っておく。
3)夏蜜柑は皮をむき、3等分くらいにほぐしておく。
4)合わせ酢の材料を鍋に入れ、火を入れて冷ましたものに1~4を和える。
140409aemono.jpg



レシピ&原稿:温石会 入江亮子
(北鎌倉たからの庭<旬を楽しむ精進料理> 4月の献立より)

2014/04/13

「建長寺の 花まつり2014」

4月8日は、お釈迦さまのお誕生日として
日本では多くのお寺がお祝いします。

花々が咲く季節であることや
お釈迦さまが生まれた花園(ルンビニーの花園)にちなんで
明治の頃から呼ばれるようになった通称が「花まつり」。

1975017_668409263237278_7935163878763320679_n.jpg

今年の「花まつり」も、建長寺さんをお訪ねしました。

参道は、桜のトンネルです♪
風が吹くたびに、花びらが舞い散り光を映して
キラキラと輝きます。

1016962_668409333237271_4677711996169690078_n.jpg

桜の下をくぐりぬけると
三門の前に、小さなお釈迦さまの花御堂が置かれていて、
鉢の中には甘茶が張られていました。

9匹の龍が天の清らかな香湯(甘露の雨)を降らせて
祝福したという言い伝えを模して、
お釈迦さまに甘茶をかけて拝みます。

1966916_668409349903936_695485931695417478_n.jpg

小さな建物は、誕生の場所、ルンビニーの花園を表わして
屋根の上には桜の花、柱には八重の椿の花。


母マーヤが美しい花を手に取ろうとした時に
右の脇腹から生まれたお釈迦さまは、
その直後に七歩あるいて、

右手で天を指し、左手で地を指して
「天上天下唯我独尊*」と叫んだと伝わっています。

IMG_2262.jpg
*この世の生きとし生けるものの命は、あまねく尊いものだと。
(*この言葉には、現代までさまざまな解釈がなされています。)


参拝を終えると、甘茶をふるまっていただきました。
甘い! 昨年の花まつり以来、忘れていた甘さです。
その秘密は、この茶葉に。

10154107_668409383237266_4269399449855041767_n.jpg


さらにまっすぐ法堂の方からも
ほのかな甘い芳香が...と思ったら、お線香でした。
春らしい温かい風、煌めく光、花々と香りに満ちて、境内は春爛漫。

1491596_668409413237263_7028009699313805690_n.jpg

こちらの法堂では、10時から大法要が営まれていました。
(=降誕会ごうたんえ、またの名を灌仏会かんぶつえ)

法堂内の数十人の建長寺派のお坊さまたちが歌い上げ、誕生仏に甘茶をそそぎ、お茶と香木を供えてひざまずいて祈るようすは、大変荘厳で見応えがあります。
(昨年の動画はコチラ▽)


奥の仏堂には、もう一体かわいいお釈迦さまの花御堂が。

1948141_668409496570588_2766933992678197155_n.jpg


今年は、「大花展」と称して、境内のあちこちに
華道家の立派な作品が置かれ華やかさを盛り上げます。

10001560_668409436570594_2598109624723641392_n.jpg


今日のために設えられた竹の花器には
参拝者がお供えできるよう、
境内でお花を配ってくださっていました。

1982196_668409583237246_4771568084304934007_n.jpg


ボンズくんからも、一差し。

1901944_668409623237242_6780618124490811880_n.jpg


成人していく間に思い悩み、
29歳で出家して艱難辛苦の道を歩かれたお釈迦さま。

でも、花まつりは、まるで自分の家族や
大切な誰かのお誕生日を祝う時と同じような
誕生のよろこびと祝福の明るさに満ちていて、
ほっこり心が温まりました。
命そのものを尊ぶ仏教の、これが原点なのかもしれませんね。


1959289_668410029903868_3398038973186839538_n.jpg

満開の芳しい八重の椿。
花御堂の飾りは、この木から採られたものかもしれません。


オマケは、
のぞくと、あなたの本心が映ってしまうという水鏡...

1604776_668409826570555_7266530191565227152_n.jpg

...ではなくて、梅雨時から夏に向かっての
成長と開花が楽しみな、蓮の鉢でした!
(kyoko)


2014/04/09

「奈良国立博物館に、鎌倉ボンズくん特設ブースがOpen!!」

140408a.JPG

ボンズくんが奈良にやってきました!
まずは、このお方にご挨拶しないとね。
「このたびはお世話になります。
 よろしくお願いします!」


140408b.jpg

というのも、
奈良国立博物館の「鎌倉の仏像」展開催にあわせて、
ナンと!博物館内にボンズくんの特設グッズ売り場がオープンしたのです!!

鎌倉の仏様たちが揃って奈良に行かれるとは聞いていましたが、
まさかボンズくんまで呼んでもらえるとは・・・(涙)!


140408c.JPG

特別展の展示を見終わって
満足しながらスロープを降りてくると、
そこに、我らがボンズくんの特設コーナーが!!


140408d.JPG

おなじみの手拭いやバッジ、Tシャツ、トートバッグの他に、
この企画に間に合うように作ったシールや鉛筆。
ハンコセット、さらには湯のみや小皿まで並んでいます。

同博物館の展示で、キャラクターグッズの販売は初めてだそうです。
ありがたいですね。
みなさんに喜んでいただけるといいなー。


140408f.jpg

そして、傍らには、イーゼルにのっかったもう一人のボンズくんが。
胸にかわいい葉っぱのブローチをつけてもらっています。
ご来場の皆さんとたくさん写真を撮ってもらいたいな!


140408g.jpg

4/4金は、開会式と関係者の内覧会がありました。
まず一番にお立ち寄りいただいたのは、
皆さんよくご存知の、松尾崇鎌倉市長。
お忙しいなか、ツーショットありがとうございます!


140408h.JPG

こちらは鎌倉浄光明寺のご住職、大三輪さんです。
今回の特別展で、図録の表紙になっている美しい観音様は、
浄光明寺さんからはるばるお出かけになった方です。

展示をご覧になって、ご住職は
「こんな充実した企画は最初で最後かもしれない」とおっしゃっていました。
ホント、鎌倉の皆さんに見ていただけないのはもったいない!
素晴らしい内容でした。


140408i.jpg

もうおひとり。奈良・薬師寺のお坊様、安田さんです。
気軽にお声をかけて下さったので
撮影をお願いしたら、顔マネまでw
さすが、西の京・薬師寺さん。
懐が深いです!
ありがとうございました!


140408j.JPG

鎌倉の仏像展は、6月1日まで。
奈良国立博物館は、東大寺参道の入口にほど近い位置にあります。
この時期、奈良にお出かけの方はぜひともお立ち寄りになってください。
魅力的な鎌倉の仏像の皆様が、みなさんのご来場をお待ちしていますよ!


140408k.JPG

ボンズくんも、これから約2カ月、
鎌倉から遠く離れた奈良で頑張ります!
奈良はのどかで自然が豊かで、
ちょっぴり鎌倉の空気と似ています。

鎌倉に鹿はいないけど。。ね。
食べられちゃわないように、要注意!!

↑ページの先頭へ戻る

鎌倉のたか 
ら探し

  • 祈
  • 恵
  • 人
  • 智
  • 町
  • 食
  • 菜
  • 甘